決断力を鍛える方法
■①自分で考える力をつける
決断力を鍛える第一歩はここから始まります。ぜひ身近な場面からトライしてみてください。
例えば、外で食事をする時のお店選びでいつも「なんでもいい」と答えてしまっていませんか?
「なんでもいい」の一言をぐっと飲みこみ、自分の考えを一度提案することを心掛けてみてください。相手に考えることを委ねず、自分から誰かに提案する経験を増やす事で、自分の考えを持つ、そしてそれを伝えるという習慣が身に付くようになります。
また、元プロテニスプレーヤーの松岡修造さんは、プレーに必要なスピード感のある決断力を鍛えるために、レストランでは3秒でメニューを決めるというマイルールを徹底していたと言います。
自分で考える習慣に慣れてきたら、タイムリミットを設けると仕事など他の場面でも活きる決断力を鍛えられるかもしれません。
■②決断する回数を減らす

どんなに小さいものでも、決断するという行動は脳のエネルギーを必要とします。本当に大事な決断に焦点を当てるためにも、不必要な決断の回数は減らし疲労を軽減しましょう。
Apple共同創業者のスティーブ・ジョブズさんはいつも同じ服を着用していましたが、それも「今日の服を選ぶ」という決断を減らすことが目的でした。
日常生活において決断をする回数を減らす事で、大きな決断の時に最適な答えを出せるよう工夫していたのですね。
■③情報収集をする
何かを決断するには、過去の事例、一般的な回答、最適なタイミングなどの情報や知識が必要になります。決断の材料が少ないと、不安や自信のなさにつながり、決断力が鈍くなってしまうでしょう。
決断しなければいけないタイミングに「どうしたら良いか分からないから決められない…」となってしまわないためにも、自分で考えるアウトプットの力と共に情報や知識のインプットも欠かさず行いましょう。
■④情報を整理する

インプットした情報は、いつでも引き出せるように整理しておく必要があります。
論理的に考えることが苦手、話しているうちに着地点が見えなくなってしまう、新しい情報は取り入れているつもりなのにいつも同じような考え方しか思い浮かばないという方は、ぜひ頭の中に取り入れたことや考えていることをメモに書き起こす方法を試してみてください。文字にして見える化することで、客観的な判断ができるようになります。
SHOWROOM社長の前田裕二さんは、どんな時も外からの情報や自分の考えをメモに落とし込むと言います。
僕にとって、メモとは生き方そのものです。
メモによって世界を知り、アイディアが生まれる。
メモによって自分を知り、人生のコンパスを持つ。
メモによって夢を持ち、熱が生まれる。
その熱は確実に自らを動かし、人を動かし、そして人生を、世界を大きく動かします。
(前田裕二著 『メモの魔力』幻冬舎 終章より引用)
決断力を鍛える偉人たちの名言集10選
どんなにトレーニングをしても決断をする時は一瞬。本番に備えて背中を押してくれるような、お守りとなるような、世界的に活躍する偉人たちの名言をストックしてみてはいかがでしょうか。

「これからは上の人から指示されるんじゃなく、自分たちで必要なことを見極めていけばいい。」
堀江 翔太選手(ラグビー日本代表)
「天国か地獄かの舞台で、僕自身はもっと強くなるはずですから。」
昌子 源選手(サッカー日本代表)
「自分で選んだ道だし、マイナスなことはひとつもない。」
熊谷 紗希選手(サッカー日本代表)
「オレがオーナーになって、野球チームを作る。ムネリンズだ。世界を回って、日本に帰ってホークスと試合して勝つんだ。」
川崎 宗則選手(プロ野球)
「この世界で成功するのは、一番いいリスクをとれる者だ。決して、一番大きな賭けをする者ではない。そして、これは賭けではない。」
ジェリー・ウエスト選手(NBA)
「勇気と決断と行動力さえ持ち合わせておれば、あとのことは天に任せれば良い」
司馬遼太郎(小説家)
「恐れに基づいて決断を下してはいけません。希望と可能性に基づいて決断するのです。」
ミシェル・オバマ(弁護士)
「シュートを放たずに点を取れる事は、滅多にない。人生も」
孫 正義 (ソフトバンクグループ会長)
「迷うなら、臆せずやってみよう。行動すれば、必ず結果が出る。一歩を踏み出さなければ、何も始まらない」
丸山 敏雄(教育者、社会教育家、書家)
「運命が決まるのは、あなたが決断する瞬間なのだ」
アンソニー・ロビンズ (起業家)
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